トルコリラのスワップポイントを比較しました。
2種類の比較があります。
業者別の比較はとても簡単で、数値を比較するだけです。
通貨別の比較?
と思ったかもしれませんが、通貨ごとにスワップポイントが違っても単に数値を比較するだけでは、どっちがいいのかよくわからないです。
この記事最後に結果を書いているのですが、まずその表をお見せします。
トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ | |
---|---|---|---|
スワップポイント | 310円 | 359円 | 378円 |
通貨量(円換算) | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
円換算した通貨量(100万円)でのスワップポイント比較です。
これまでFX業者のサイトに表示してあるスワップポイントは、1万通貨(もしくは10万通貨)で統一していますが、通貨単位は異なるので同じ条件の比較ができません。
詳細はこの後の記事内容を参考にしてみてください。
トルコリラの通貨ペアは3種類
トルコリラを含む通貨ペアは3種類
国内のFX業者ではトルコリ円を扱う業者がおおい(おそらくほとんどの業者で取扱いあり)ですが、米ドル/トルコや、ユーロ/トルコは取り扱っていない業者も多いです。
海外の業者では反対にトルコ/円を扱ってる業者は少ない。米ドル/トルコ、ユーロ/トルコリラの取り扱い率は高いです。
トルコリラのスワップポイント【業者別の比較】
まずは業者別でそれぞれのスワップポイントを比較してみました。
国内FX業者 | トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ |
---|---|---|---|
LINEFX | 45円 | ||
みんなのFX | 38円 | ||
GMOクリック証券 | 32円 | ||
SBIFXトレード | 32円 | ||
ONDA | 16円 | 318円 | |
外為ドットコム | 32円 | 218円 | 320円 |
IG証券 | 16円 | 325円 | 442円 |
海外FX業者 | トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ |
---|---|---|---|
GEMFOREX | 45円 | ||
XM | 262円 | 354円 | |
TITANFX | 295円 | 394円 | |
iFOREX | 370円 | 474円 |
海外FX業者では通常10万通貨分のスワップポイントが表記されていますが、ここでは比較しやすいようにすべて1万通貨としています。
全体として国内よりも海外の業者のほうがスワップポイントが高め。
特にiFOREXのスワップが高いですね。
業者別の比較はここまでです。
条件が同じ(1万通貨1日当たり)にしていますので、どの業者のスワップポンとが高いのか、低いのかがとてもわかりやすいですね。
トルコリラのスワップポイント【通貨別の比較】
それでは次に通貨別の比較です。
どの通貨が一番高いのか?を比較するのは少しややこしいので、
順番に説明します。
通貨別の比較では単純に数値のみをみてはいけない
まず先ほどの表からそれぞれの通貨で一番スワップポイントが大きかった数値をピックアップしてみます。
トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ |
---|---|---|
45円 | 377円 | 479円 |
どの通貨もとても高いスワップポイントですが、
ここで問題です。
どの通貨が一番高いでしょうか?

どう見てもユーロ/トルコでしょ・・・
すみません。質問の仕方がよくなかったです。
数値だけみると確かにユーロ/トルコが一番高いです。他のいろんなサイトをみてもこのような比較をしていますが、これは単純に比較できないんです。

なんで?同じ1万通貨での比較でしょ?
それでは次に表を追加して説明します。
通貨量を円に換算して比較する
先ほどはどれも1万通貨での比較です。
すべて1万通貨ですが、それぞれ通貨の種類がちがいます。すべて同じ通貨にしないと比較ができません。
円に換算して比較してみました。
トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ | |
---|---|---|---|
スワップポイント | 45円 | 377円 | 479円 |
通貨量 | 1万トルコリラ | 1万ドル | 1万ユーロ |
通貨量(円換算) | 145,000円 | 1,050,000円 | 1,265,000円 |
取引量(ロット) | 0.1ロット | 0.1ロット | 0.1ロット |
円に換算することで、「同じ一万通貨」でも
実際に購入した金額は全然異なることがわかりますね。
トルコ/円では145000円分しか購入していないので、当然スワップポイントも低いです。反対にユーロ/トルコでは1265000円分も購入しているのでスワップポイントが高いのもよくわかります。

ほんとだ。。。
でもこれでは、本当の意味での比較ができないですよね・・・
円換算した通貨量を同じにして比較する
さきほど、円に換算した通貨量が異なることがわかりましたので
次に円換算した通貨量を同じにして比較してみます。
分かり易くすべて1,000,000円分に換算します。
トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ | |
---|---|---|---|
スワップポイント | 310円 | 359円 | 378円 |
通貨量 | 68966トルコリラ | 9524ドル | 7905ユーロ |
通貨量(円換算) | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
取引量(ロット) | 6.9ロット | 0.95ロット | 0.79ロット |
同じ1000000円分の通貨を購入したときの比較です。
この時のスワップポイントが同じ条件での比較となります。

やっぱりユーロ/トルコが高かったんだね。
そうですね。これはあくまでも業者が提示しているポイントですが、購入する通貨量を同じにすることで比較がしやすくなります。
このとき、必要証拠金の金額もすべてほぼ同じになります。
通貨量を同じにした時の注意【ロットが異なります】
注意としては、それぞれ取引するロット数が異なります。
トルコ/円 | 米ドル/トルコ | ユーロ/トルコ | |
---|---|---|---|
通貨量(円換算) | 1,000,000円 | 1,000,000円 | 1,000,000円 |
取引量(ロット) | 6.9ロット | 0.95ロット | 0.79ロット |
その分、相場の変動による影響も大きくなりますので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
高金利通貨のスワップポイントはとても魅力がありますが、よく比較しないと大きな含み損をかかえてしまったり、思ったよりスワップポイントが増えない・・・ということにもなりかねないので、購入前にはよく比較しましょう。